フランスに音楽留学する際の滞在費に大きく影響する、お家の家賃。
日本でも都会と地方で家賃が違うように、フランスも都会のパリと地方では家賃が異なります。
留学に必要な資金について計算するためにも、現在の家賃事情はぜひ押さえておいてほしいポイントです。
今回は、ここ数年の物価上昇や円安の影響で、家賃が一体いくらになっているのか?
最新のデータに基づく情報をお届けします!
1€あたりの日本円はこの記事を執筆した2025年1月現在の金額1€=160円で計算しています
学生向けアパートのフランス都市別家賃

ここで、フランス主要都市の2024年都市別家賃平均をまとめてご紹介!
都市名 | 家賃(ユーロ) | |
15位 | レンヌ Rennes | 466 |
14位 | メッツ Metz | 467 |
13位 | グルノーブル Grenoble | 473 |
12位 | ナント Nantes | 511 |
11位 | トゥールーズ Toulouse | 514 |
10位 | リール Lille | 524 |
9位 | モンペリエ Montpellier | 533 |
8位 | ストラスブール Strasbourg | 547 |
7位 | ボルドー Bordeaux | 562 |
6位 | ラ・ロシェル La Rochelle | 565 |
5位 | マルセイユ Marseille | 566 |
4位 | ビルールバンヌ Villeurbanne | 575 |
3位 | リヨン Lyon | 598 |
2位 | ニース Nice | 664 |
1位 | パリ Paris | 907 |
まず、フランス国内で一番家賃が高いのは、もちろんパリ市内。
パリ市内の一人暮らし向けアパートの平均価格は、なんと907€(日本円で約14万5,000円)という結果になりました。
パリ近郊だと少し価格は抑えられますが、他の地方との差は歴然です!
ここに載っていない都市はもっと家賃が安いということなので、現在パリ市内の家賃は地方都市の約1.5 – 2倍という結果に。
家賃を抑えるためには?
こんなに高い家賃は払えない…!という声が聞こえてきますが、フランスにはCAF(La Caisse d’Allocations Familiales)という機関があり、学生向けに家賃補助(APL=Les aides personnelles au logement)を行なっています。
条件を満たせば、毎月100〜300€ほど支給されるんです。
部屋の広さや所得によって、もらえる金額は変わりますが、とてもありがたい制度ですよね。
所得については前年度の確定申告のデータが、自動的にCAFに反映されます。
確定申告については、こちらの記事をお読みください!

また、学生寮を申請したり、ルームシェアをしたりすれば、もちろんその分安くなります。
家探しは難しいと思いますが、これを読んでいる皆さんが良い物件に巡り会えますように!