この投稿では、ビザ申請なしで行けるフランス短期留学についてお話しします。
短期留学では、ビザなしで1週間から3ヶ月フランスに滞在し、講習会に参加したり、語学学校に通ったり、プライベートレッスンを受講したりすることができます。
長期はなかなか難しいけれど、短期でフランスに行ってみたい!という方。
3ヶ月(90日)までの滞在であれば、事前のビザ申請なしで入国することができ、その期間 (最長で12週間) に語学学校に通ったり、講習会に参加したりすることもできますよ!
この投稿では、滞在期間ごとに分け
・1〜2週間の滞在
・1ヶ月の滞在
・Max3ヶ月の滞在
この3パターンに分けて、滞在期間中にできることとその費用をご紹介します。
費用に関しては 少しの時期の差や、行く場所によって大きく変わってきますので、あくまで一例として参考にしてみてください!
フランスに1〜2週間滞在する場合
1〜2週間の滞在でできること
長期休暇が取得できない社会人の方や、忙しい学生の方が、旅行がてらフランスに行ってみたい! と思ったときに、一番実現しやすい期間。
この短い期間で、効率よく学べるおすすめの方法は、講習会に参加することです。
フランスでは、1年中 (夏は特に!) 各地で講習会が開催されています。
宿泊施設が用意されている講習会も多いので、日本からでも安心して参加することができますよ!
なので、短い期間で確実に学びたい方は、興味のある講習会を探されることをおすすめします。
どうしても講習会の日程が合わなければ、旅行がてらプライベートレッスンを受講することも可能です。
その場合は、練習場所の確保が難しかったり、先生の都合が急に変わってしまうこともあるので、不安な方はぜひ一度私たちにご相談ください。
1〜2週間の滞在でも、新たな出会いがたくさん待っているはずです!
1〜2週間の滞在費用例1:講習会に参加=50万円
ここからは、1〜2週間の滞在にかかる費用を、2つの例に分けて考えます。
まず、講習会に参加する場合。
参加費は開催日数にもよりますが、1〜2週間の滞在で大体1,000〜1,500ユーロ (食費・宿泊費込)、 日本円で約16〜25万円かかる場合が多いです。
それに、航空券代と講習会前後の宿泊費を含めると、最低でもプラス20〜30万円ほどは必要になってくるでしょう。
ですので、フランスに1〜2週間行って、講習会に参加する場合、手元に50万円は用意したいですね!
1〜2週間の滞在費用例2:ホテルやアパートに滞在し、プライベートレッスンを受講=50万円
まず前提として、フランスのホテルやアパートは1泊1部屋あたりの値段なので、1人より複数人で宿泊した方がお得になります。
1〜2週間だと、長期割引等もきかないことが多いので、仮に1人で1週間、ホテルに宿泊するとしたら、宿泊費だけで15〜20万円はかかってきます。
え!そんなにかかるならホテルは泊まれない… という方もいらっしゃるでしょう。
その場合は、短期のルームシェアやフランス人家族の家にホームステイする、という方法もあります!
これらの場合、条件や立地にもよりますが、1週間3〜4万円で滞在可能なところもあります。
これに、航空券と食費をプラスすると、最低30万円ほど用意すれば、1週間ほどは滞在できますね。
練習室が必要な場合は、現地に住んでいる人に場所を借りるか、都市部であれば、貸スタジオがいくつもあるので、困ることはないでしょう。
レッスン代は、先生によるので一概には言えませんが、将来留学を考えている場合、高額なレッスン料を請求されることは滅多にないので、安心してください。
これを踏まえると フランスの講習会に参加する場合も、旅行がてらフランスに行く場合も、約50万円が一つの目安と なってくるでしょう。
フランスに1ヶ月滞在する場合
1ヶ月の滞在でできること
続いて1ヶ月ほど滞在する場合。
長期休暇を有効活用したい皆さん、1ヶ月滞在できれば、できることがかなり広がりますよ!
講習会に参加したあと、アパートを借りてゆっくり観光したり、コンサートに足を運んだり、プライベートレッスンを入れてみたり・・
また、1ヶ月以上あれば、語学学校に通ってみるのもおすすめです。
アドバイザーの袴田は、大学2年生の夏休みに、大学のプログラムを利用して1ヶ月リヨンの語学学校に通いました。
初めてのヨーロッパで、フランス語も初心者でしたが、毎日フランス語漬けだったおかげで、語学力がアップしただけでなく、フランスの雰囲気にもかなり慣れました。
さらに、1ヶ月あれば、国内旅行やヨーロッパ内の国外旅行も1、2回は計画できますよ!
1ヶ月の滞在費用(例1:語学学校に通いつつ、個人レッスンを受講=40〜70万円)
まず、語学学校に通いながら個人レッスンを受講する場合の予算。
語学学校の値段は、受講する時間数によって大きく変わってきますが、1番よくあるパターンが週に20時間 (月〜金、1日4時間) 1ヶ月集中コースで、およそ 700〜1,000ユーロ(10〜16万円) 。
大体このくらいの料金が、語学学校の相場となります。
次に、語学学校に通う場合の宿泊先。
ある程度大きな語学学校だと、提携している学生寮に申し込むことができます。 (※開始時の2ヶ月前に締め切ることが多い)
もし学生寮に住めたら、1ヶ月400〜700ユーロ (6〜11万円)ほどで住むことができます。
ここまでの金額に、往復の航空券代 (約15〜20万円)を合わせると、語学学校に1ヶ月通う費用は約30〜50万円となります。
もし、学生寮が間に合わない場合は、ホームステイや、短期アパートなどもおすすめ。
寮よりは高くなりますが、700〜1,200€ (約11〜20万円)あれば1ヶ月滞在することができます。
ここにプライベートレッスンの値段や、練習室などの値段、食費をプラスすると、約40〜70万円ほどになるでしょう。
1ヶ月の滞在費用(例2:講習会に参加+前後にフランス滞在=40〜80万円)
次に、講習会に参加しながら、前後に滞在期間をプラスして1ヶ月間フランス滞在する、というプランをみていきましょう。
前回の投稿でもお話しした通り、講習会の費用は1〜2週間の滞在で、1,000〜1,500ユーロ (食費・宿泊費込) 、日本円で16〜25万円ほど。
ここに、航空券代と残り2週間の生活費を足していきます。
もし、その2週間でタイミングよく別の講習会にも参加する! という場合は、単純計算で講習会×2(約32〜50万円 )+航空券(約15〜20万円)=約50〜70万円/月
講習会は1つで十分!という場合は、講習会(約16〜25万円)+航空券(約15〜20万円)+2週間分の宿泊費・生活費(約10-30万円)=約40〜80万円/月
先ほどお話しした1〜2週間の滞在と、1ヶ月の滞在とでは、滞在費用がそこまで変わりませんね!
フランスにビザ申請なしで最長3ヶ月滞在する場合
3ヶ月の滞在でできること
最後に、ビザ申請なしで滞在できる最長・3ヶ月の短期留学プラン。
3ヶ月の休みを取るのはなかなか難しいと思いますが、これだけの期間があれば、実際の留学生活を十分に体験できます!
これまでお話しした講習会や語学学校、プライベートレッスンを組み合わせるだけでなく、小規模のコンサートも企画できるでしょう。
また、リモートワークが普及した現在、フルタイムで働きながら短期留学を実現された方もいらっしゃいます。
Music Discoveryでもインタビューさせていただいたので、ぜひ参考にしてみてください!
3ヶ月の滞在費用=70〜90万円
これまで、1〜2週間・1ヶ月の滞在にかかる費用を見てきましたが、予算が大きく変わるポイントは、宿泊費です。
短期の滞在だと、どうしても宿泊費がかさむことが多いですが、1ヶ月以上の滞在となると長期で住む家賃とほぼ同じ値段でアパートを借りることが出来ます。
ですので、ここでは宿泊費を 3ヶ月分の家賃と考えて (ルームシェア等の場合も含む)約500〜1,000€ x 3 = 1,500〜3,000€。日本円で約20〜45万円を見積もっておきましょう。
次に、滞在期間中に語学学校や、講習会などに申し込む場合、通う期間にもよりますが、それぞれ1,000€ほどかかると仮定すると、宿泊費に2,000€=約30万円がプラス。
そこに航空券代約15〜20万円を足すと、最低でも70〜90万円はかかるでしょう。
最後に
いかがでしたか?
短期留学といっても、様々な選択肢があることがお分かりいただけたかと思います。
それぞれざっくりと予算も計算してみましたが、実際にかかる費用は人それぞれ。
旅行に行きたいか?語学学校はどのくらいの頻度で通いたいか?プライベートレッスンや、練習室はどのくらい希望するか?など・・・やりたいことによって予算も変わってきます。
ですが、お金をかけなくてもできることが沢山あるのがフランス!
例えば、ほとんどの音楽院では、教授の許可を取れば気軽に聴講することができます。
実際のレッスンの雰囲気を見てみたり、いろんな先生に会ってみたり、音楽院の生徒さんたちと繋がったり…
そこで新しい出会いが生まれたら、お金に換えられない価値になりますよね!
また、26歳以下の皆さんは多くの美術館に無料で入れますし、コンサートのチケットも安く手に入れることが出来ます。
もし、ご希望の時期と予算があれば、あなたに合ったプランをMusic Discoveryでもご提案できますので、お気軽に無料カウンセリングでご相談くださいね。
自分のスケジュールと学びたいことを比較しながら、良いタイミングが見つかるよう、一緒に計画していきましょう!