近年、音楽留学以外でも、大学在学中に休学制度を利用して海外に行く学生が増えています。
休学することを考える上で、このような不安はありませんか?
・何年間休学できるんだろう?
・復学するタイミングは?
・帰国後のキャリアはどうしよう・・・
この投稿では、大学や大学院を休学してフランスの音楽院に留学するメリットとデメリットを3つずつお話しします。
休学を考えている皆さんは、ご自身の休学プランをしっかりイメージしてみてください。
そうすれば、少しでも見えない不安が解消されるはずです!
日本の大学・大学院の休学ついて
まず、基本情報として 日本の大学の休学可能期間(通算)は、学部生で2〜3年・大学院生(修士課程)で2年・大学院生(博士課程)で3年と定められている場合が多いです。
また、休学中の学費に関しては、国公立大学の場合、休学にかかる費用は無料ですが、私立大学の場合は在籍費として数万円〜30万円程度かかることもあるようです。
大学を休学してフランスへ音楽留学するメリット3つ
メリット1・日本の大学に籍が残せる
休学して留学するメリットの1つ目は、休学中も日本の大学に籍が残せることです。
長期間日本を離れていても、日本に戻る場所があるという安心感、そして、日本の大学生という肩書きを維持できる点は、不安の多い留学生活でも励みになるでしょう。
また、休学期間中でも、学割などの優遇を受けられることが多いので、それらもうまく活用したいですね!
メリット2・年齢制限を気にせず留学できる
続いて、メリット2つ目。
これは学部生にのみ言えるのですが、年齢制限が気にならないこと。
これまでも何度か触れていますが、フランスの音楽院には、年齢制限が細かく設けられています。
何歳になっても留学は可能ですが、20歳前後で留学すると、入学できる課程の選択肢や、そこで吸収できることが卒業後に留学するより多いのも事実。
大学卒業を待たなくても、留学して出来ることはたくさんありますよ!
メリット3・将来のキャリアプランを考えながら留学できる
そして最後に、メリット3つ目。
それは、先のことを考えながら留学生活を送ることができる点です。
休学後は、復学して日本で活動するのか?それとも、復学・卒業後に再びフランスや別の国に行くのか?
大学を休学して留学した方々を見ると、自分としっかり向き合って、充実した留学生活を送っている人が多い印象です!
大学を休学してフランスへ音楽留学するデメリット3つ
デメリット1・余計にお金がかかる
まず、1つ目のデメリットは、在籍する学校が増える分、余分にお金がかかることです。
国公立大学であれば休学費はかかりませんが、私立大学で2年間休学した場合、数十万の休学費がかかる場合もあります。
また、復学する際の引っ越し費用や、卒業後にまたフランスに戻ってくる場合は、その分の航空券代もかかります。
休学は自由度が高い分、金銭面でも計画的に準備したいですね!
デメリット2・同級生と卒業する時期がずれる
2つ目は、休学から復学した際に、一般的な卒業時期とずれてしまうことです。
同じ大学に留学する仲間が多いと、1、2年卒業が遅れてもそんなに気にならないと思いますが、休学するのが自分しかいない場合、留学を終えて復学しても、同級生は卒業してしまっているので、少し寂しく感じるかもしれませんね。
これをデメリットと捉えるかどうかは人それぞれですが、いずれにせよ、休学後にどのタイミングで復学するかはよく考えなければいけませんね。
デメリット3・復学するタイミングがわからなくなる
最後にデメリット3つ目。
これはデメリットの2つ目とも関連してきますが、休学後に復学するタイミングを逃してしまう可能性があること。
復学後、卒業に必要な授業が、前期にあるのか・後期にあるのか?
日本で就職活動をする場合、いつ日本にいなければいけないのか?
フランスの音楽院の区切り目と、日本の大学の復学時期を照らし合わせ、どのタイミングで休学・復学できればうまく両立できそうか、留学前にしっかり確認しておきましょう!
また、最初は「大学休学中に留学を終えて 日本に帰って復学する!」 と思っていても「やっぱり日本の大学を退学して、 フランスに残りたい…!」 というケースも少なくありません。
それくらい、留学に行くと価値観も自分の可能性も変わってくるということも、念頭におきたいですね!
最後に
留学中は、視野が広がって新しい世界が開ける分、このように 「選択」をしなければならない場面が沢山あります。
過去の自分と、今の自分、そして未来の自分を想像しながら、その時の自分にしかできない 「ベストな選択」をしていきましょう!