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準備期間1ヶ月でパリへ留学。音楽院・現地大学を経てパリで起業!ピアニスト・纐纈真由インタビュー #06

皆さんこんにちは、Music discoveryアドバイザーの吉田佐和子です。

今回は、パリ・エコールノルマル音楽院を卒業後、パリで起業されたピアニストの纐纈(こうけつ)真由さんにお話をお伺いしました。

小さい頃からドイツ留学を目指されていたという纐纈さんが、フランス留学に至った経緯とは?

どうやってフランス語のレベルを上げていったのか?

そして、パリで行なっておられる事業や、ご自身の活動への想いもお話しいただきました。

留学に踏み出せず悩んでいる方や、自分のキャリアに悩まれている方にも、参考にしていただけることがあるはずです!

纐纈真由 Mayu Koketsu
日本の音楽大学在学中、東京、名古屋で演奏会を開催し、また日本のみならずドイツ各地、オーストリア・ウィーンなどヨーロッパ各地での演奏会に出演。またハンガリー・ブダペストでの演奏会ではチェレスタとしてオーケストラに参加。2018年より渡仏。パリエコールノルマル音楽院に在籍しながら2020年から2022年にかけてパリサクレー/サンコンタンオンイブリン大学にて修士号取得。2020年より日仏文化交流を目的とするGengoffeeを創設し、パリにて日仏/英仏言語交換のイベントを主催。現在グループコミュニティはトータル3000人を超える。また音楽学校や自宅でピアノ講師を務め、2023年より、個人事業主としての事業を展開。
Instagram Gengoffee  Webサイト

目次

留学のきっかけ

エコールノルマル音楽院レッスン室

吉田:纐纈さんが留学されたきっかけについて教えてください。

纐纈:私は元々、ドイツの作曲家、特にバッハがすごく好きで、ずっとバッハの歴史や音楽を研究したいと思っていたんです。

それに、小さい頃からヨーロッパにも興味があったので、中学生ぐらいから漠然と「ドイツに留学に行きたいな」と思っていました。その頃から少しずつドイツ語を勉強し始め、ドイツに行く準備をずっとしていた感じです。

でも、ちょうど大学卒業目前で、ドイツ留学に向けて動き出す頃に、「この先生に習いたい!」と直感で思った方に出会ったんです。

ギグラ・カツァラバ先生というジョージア人の先生なのですが、彼は当時パリ・エコールノルマル音楽院(以下=エコールノルマル)で教えていらっしゃって、これも何かのご縁だと思い、フランス留学を決めました。

吉田:すごいタイミングで出会われたんですね!それまではドイツ語も準備されてたってことですよね?

纐纈:そうなんですよ。ずっとドイツに留学しようと思っていたので、ドイツの大学院受験で必要な、ドイツ語レベルも既に取得していました。

ですが、留学先を最終決定する段階でカツァラバ先生に出会い、5〜7月は留学先を悩み、最終的にフランス留学を決めたのは8月でした。その翌月にパリに来たんです。

吉田:すごいスピードで進路が変わったんですね。音楽院の受験も、その後でしたか?

纐纈:いえ、実はドイツの受験は5月6月でしたが、名古屋でエコールノルマルの受験ができると知り、受けるだけ受けてみようと思って、4月に受験をしていたのです。

その後自分が行きたいドイツに行くか、師事したい先生がいるフランスに行くか悩み、先生のご縁はいちばん大切だと感じたのでフランスに行くことを決めました。

長年準備してきたドイツ留学計画から一転!フランス留学のための語学準備について

ギグラ門下で

吉田:フランス語の準備について、詳しく教えていただけますか?

纐纈:はい、留学を決めたのが8月で、フランスに来たのが9月なので、その当時のフランス語力は0でした。なので、フランスに着いて3日後ぐらいから、語学学校に通い始め…学校が始まるのは10月からだったので、9月の1ヶ月間は、1日4時間毎日語学学校通いました。

吉田:ちなみに当時通っていた語学学校は、行って良かったと思いますか?

纐纈:何もわからないレベルの段階で、基礎を勉強できたのは良かったなと思います。

吉田:なるほど。その後また別の語学学校に通われたのでしょうか?

纐纈:はい、夏のバカンス中1ヶ月半くらい、アリアンス・フランセーズに通いました。

週20時間のコースで、平日は毎日授業があって。本当に大変ではあったんですが、ここに通ったおかげで、私のフランス語はすごく伸びました!

クラスにはスペイン語系やイタリア語系など、ラテン系の子たちばかりで、みんなとにかくたくさん喋るんです。だから、私も喋らなきゃって気持ちになれました。

私は喋るのが好きだし、ちょっぴり負けず嫌いなのもあって、間違っていても気にせずひたすら喋るようにしていました。他の語学学校と比べたら少し高いんですけど、私はその短期間でフランス語力が伸びたので、その分価値はあるなって思います。

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留学するときに困ったことや、欲しかったと思うサービス

ブルーノ・リゲット先生と

吉田:なるほど。次に、留学する際に困ったこととか、こんなサービスあったらいいのにって思ったことがあれば教えてください。

纐纈:そうですね。私はフランスに友達がいなかったので、全部自分でやらなきゃいけなかったんですね。

だから、全部ネットで探したりしたのですが…フランスはやっぱり留学してる方が多いので、情報がたくさんあるじゃないですか。

でも検索上位に出てくる情報が結構古かったりして、惑わされちゃったりしたんです。なので、常に最新の情報が見れる状態だと助かるなって思います。

あとは、最初の手続きとか、留学生活の基盤を作るまでが一番大変だなって思って。だからそこのサポートがあったら生活しやすくなるんだろうなと思います。

例えば音楽院の登録とか、家を見つけるのとか。

やっぱり音楽やってる人だと、楽器可のところを探すのは難しいんですよね。なので、何でもかんでも情報をシェアするんじゃなくて、既に信頼できる人にチェックされた「良い」情報を、共有できる場所があったらいいなと思います。

吉田:そうですよね。調べるだけでも大変だし、そこからちゃんと情報を見極めるのって、初めてだと本当に難しいですよね。

5年間の留学生活について

エコール・ノルマル

吉田:留学中は、エコールノルマル以外でも学ばれましたか?他にも、在仏中に挑戦されたことがあれば教えてください。

纐纈:2018年の10月からエコールノルマルに通い始めて、トータルで5年、2023年の6月まで通いました。

また、エコールノルマルと並行して、2020年から2022年の間は、修士(マスター)を取得するためにパリ・サクレー大学/ヴェルサイユ サンコンタン オン イヴリン大学のMusique Interprétation Partimoine という学部に通いました。

実はドイツ留学を考えていた時から、マスターを取りたいと思っていて。

なので、せっかくフランスに長くいるなら、フランスでマスターを取ろうと思って色々と探していたところ、興味のある学部を見つけたので、そこに入学しました。

吉田:そういう変化もあるんですね!エコールノルマルではずっと同じ先生に習われていたんですか?

纐纈:カツァラバ先生には3年半習っていました。4年目に、なんと先生が日本に移住されることになったんです。今は日本で東京音楽大学の先生をしていらっしゃいます!

カツァラバ先生はロシアものが得意な先生で、既に日本で習ってきた曲であったとしても、解釈が全然違ったりして。新しい発見がたくさんあってすごく新鮮でした。

「同じ曲なのに、こんなに違う曲のようになるんだ!」というのがすごく楽しかったので、その先生に長く習いたいと思ったんです。

その後、先生が日本に移住されてからの半年間はミカエル・ウラドコフスキ先生に師事し、最後の1年は、ブルーノ・リグット先生に習いました。

どの先生も演奏家、指導者としてだけでなく人間性もとても素晴らしい方々で、素晴らしい先生達と学べてよかったなと思っています。

フランスで起業現在の活動について

Gengoffee運営メンバー

吉田:現在は、フランスで起業されてるとのことですが、現在の活動について教えていただけますか?

纐纈:はい、今仕事としてやっていることが大きく3つあります。

1つ目は、言語交換のアソシエーション(日本でいうNPO法人に近い)を運営しています。

Gengoffeeというの名前でもう2年半以上活動していますね。フランス人も日本に興味がある方が多いですし、フランスに留学に来ている日本人も多いのに小さなコミュニティだけにとどまるのは勿体無いという思いから立ち上げました。

日仏、英仏の言語交換のイベントを日仏は3週間に1回、英仏はそれ以外の週に月3回開催しており、ありがたい事に毎回平均60人くらいの参加者がいらっしゃいます。

そして2つ目は、個人事業主(auto-entrepreneur)として、留学支援とコンサートの企画・運営、マネージメントをする仕事を最近始めました。

私は昔から「ピアニストになりたい!」というより、どちらかというと、奏者を裏側で支えたい方の気持ちが強くて。大学生のときも、ヤマハやピティナのコンクール、色んなコンサートの裏方のアルバイトをしてきましたし、やっぱりプレイヤーを支える人になりたい、っていうのがあって。

若い音楽家の方たちって、色々なコンクールやコンサート、フェスティバルなどに参加したいじゃないですか。

でも同じぐらい練習をしなきゃいけないから、そういう事務作業に時間を割くのが難しいっていう声をたくさん聞いていて。だから代わりに、私が彼らのマネージメントをできたらいいかなと思って、起業しました。

あとは現地にいる強みを生かせたらいいなと思って。日本にはもちろん留学支援を得意とする会社もたくさんあるじゃないですか。

でも現地にいて、本当に困ったときに直接顔を見て、時差なく支えられるメリットはとても大きいし必要とされている事業だと思い起業しました。

3つ目は、ピアノの先生として音楽学校と自宅での個人レッスンとの両方で、子供から大人まで幅広く教えています。

吉田:フランスで色んな活動をするために、しっかり動き出されているんですね!

留学したいと思っている人にメッセージ

修士論文に関するコンサートを開催した時

吉田:最後に留学したい方に向けたメッセージをお願いします。

纐纈:はい、私は留学して本当によかったなって思っています。価値観も変わったし、考え方も広がるし…全然知らない土地に出てみると、自分を見つめ直せて、何倍も成長できる気がするんです。

なので、もし留学する機会がある人がいたら、迷わず一度留学を試してみてほしいなって思います。大変なことも多いと思うんですけど、後悔することってないと思うのでチャンスがあるなら迷わず飛び込んでみてほしいですね!

吉田:纐纈さんのお話を聞いて、留学に踏み切るときの「直感」と「タイミング」の大切さを改めて感じました。

その時の自分の中でベストな選択ができれば、その後の活動にも繋がっていきますね。

貴重なお時間をいただき、ありがとうございました!

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