こんにちは!フランス音楽留学アドバイザーの井上朋実です。
「留学したいけれど、フランス語が話せなくて心配…」という方は多いのではないでしょうか?
この記事では、フランス音楽留学に必要なフランス語力についてまとめました!
留学するために必要な語学力について、下記のような悩みを持っている人はいませんか?
・フランス語のレベルはどのように分かれているの?
・音楽留学でフランス語が話せないとどうなるの?
・講習会や短期の渡航でもフランス語は必要なの?
この記事を読めば全て解決します!
これからフランス留学に行かれる方、短期でも留学を考えていらっしゃる方は、ぜひこちらの記事を参考にしてみてください!実際の体験談とともに詳しくご紹介していきます。
フランス語が話せる3つのメリット
そもそも、フランス語が話せるようになると、フランス音楽留学においてどんなメリットがあるのでしょうか?
まずは、私がフランス語を習得してよかったと感じているメリットをご紹介します!
拙いフランス語でも一生懸命話そうとすると、皆さん親身になってお話してくれます。
現地のレストラン等でアルバイトをする場合も、注文を理解したり、メニューの説明をする必要があります。
日本でもフランスでも、演奏の仕事にはコミュニケーションが必須!予定の調整やリハーサルの際も、フランス語力が必要です。
このように、フランス語ができるようになると、充実したフランス音楽留学生活を送ることができるようになります!
では、フランス語のレベルはどのように判断されるのでしょうか?
フランス語のレベル|A1入門〜C2熟練
フランス語力は、ヨーロッパ言語共通参照枠(CECRL)が定めた6段階のレベルに分けることが出来ます。
A1 入門 | 自己紹介が出来る。短い簡単な文章を理解し、簡単な質問をしたり答えることができる。 |
A2 初級 | 日常的なやり取りができる。過去の出来事を話すことができる。好き嫌いの話や手紙を理解できる。 |
B1 中級 | 自分の意見を述べ、感情を表現することができる。賛成か反対かを表明し理由を説明できる。 |
B2 上級 | ニュースの要旨を理解することができる。自分の見解を発展させ、利点と不具合について話すことができる。 |
C1 自主的運用 | 社会的、専門的、学術的な場面において、効果的かつ柔軟に言葉を使うことができる。 |
C2 熟練 | 暗示的な意味の含まれる慣用表現や一般的な表現を使いこなすことができる。 |
これらの資格を取得していると、すべてのフランス語圏で自分のフランス語能力を証明することができます。
では、この資格はどんな試験で取得できるのでしょうか?
フランス語能力試験 DELF/DALF・TCFについて
フランス語圏でフランス語力を証明するためには、国で定められた試験を受けなければいけません。
仏検は日本でよく使われますが、海外では通用しないので注意してください。
DELF/DALF
まず、フランス語試験で一番広く通用するのがDELF/DALFです。
DELF / DALFは、フランス国民教育省が認定した唯一の公式フランス語資格。
6つのレベルの中から、自分が受けたいレベルを選んで受験をします。
DELF / DALFは一度取得すると生涯有効です!
TCF
フランス国内で、DELF / DALFの次に多く使われるのがTCFです。
TCFは、選択式でスコア別にレベル分けされる試験で、全員が同じ試験を受け、スコアによってA1〜C2の判定が出ます。
また、TCFは筆記試験がなく、4択の解答選択方式なので、自分がどのレベルか分からない人におすすめです!
希望者はオプションで補足試験(筆記表現力/口頭表現力)も受験できます。
TCFの成績証明書は、2年間の有効期限があるので注意が必要です
音楽院の入学・卒業に必要なフランス語レベル
フランスの音楽院では、入学時や在学中にフランス語レベルの証明を求められます。
国立高等音楽院(以下:CNSM)では、たとえ入学試験に合格しても、求められるフランス語力がないと合格するまで学校を休学しなければならないこともあります!
私はパリ地方音楽院に入学する際にB1の証明書が必要だったので、日本でTCFのB1を取得してから留学しました!
こちらの記事に、音楽院別に取得すべきレベルが詳しくまとまっているので、ぜひ参考にしてみてください。
例えば、2024年の最新情報では、パリ地方音楽院は年度末までにB1レベルを証明しないといけません。
語学資格を取得したい方におすすめのフランス語講座
今からどんな準備をすればいいか不安な方には、私が講師を担当している『ゼロから学べる!フランス語レッスン』がおすすめです。
おすすめポイント
- 一人一人のレベルに合わせた語学レッスン
- 留学後、日本でフランス語通訳の仕事にも従事している信頼ある講師
- 予約は24時間WEBからできて便利
フランスでの音楽留学をより充実したものにするためにも、語学力はとても大切です。
フランス語が全く分からない人にも分かりやすく説明しますので、まずはフランス語の発音のルールを学びましょう!
語学資格試験でしっかり得点できるように、問題集を解いて資格取得の対策も行います!
おすすめのフランス語レッスン|初心者歓迎、資格取得への最短コース!
ゼロから学べる!フランス語レッスン(担当アドバイザー:井上朋実)
音楽院の授業はすべてフランス語?
地方音楽院でもソルフェージュや、場合によって音楽史の授業もあります。
CNSMの学士課程では、日本の音楽大学で学士課程を取得するのと同じくらいの単位数が必要です。
レッスン以外にも、アナリーゼや選択で音楽史やエクリチュール、合唱や副科ピアノ、文化の授業など様々な分野の授業がフランス語で行われます。
また、大学院ではフランス語で論文を書かないといけません!
入試の時点で自分の研究テーマを決め、面接では論文テーマについての質疑応答があるので、フランス語の上級レベルを取得していることが前提となります。
講習会やプライベートレッスンで必要になるフランス語は?
講習会やプライベートレッスンなど短期の滞在でも、少しでもフランス語を勉強してから行かれることをおすすめします。
せっかくフランスでレッスンを受講するのであれば、先生の話してることが分かったり、自分の言葉で質問が出来たら嬉しいですよね!
そして講習会によっては通訳さんがいらっしゃらない場合もあります。
また音楽の世界では、音楽家特有の業界用語が存在し、語学学校ではなかなか教えてもらえません。
音楽レッスンで困らない語学力を習得したい方におすすめのフランス語講座
フランス人の方とのレッスンや夏期講習会に向けて、フランス語力を高めたいという方には、アドバイザーの袴田が講師を担当する『音楽専門フランス語レッスン』がおすすめです。
レッスンではオリジナル教材を使用し、音楽専門用語を学ぶことができます!
おすすめポイント
- DALF C1を取得した講師によるレッスン
- 8年間の音楽留学と、帰国後も日本とフランスを行き来しながら触れている生きたフランス語
- 予約は24時間WEBからできて便利
せっかくレッスンを受けたのに、先生や周りの生徒が話す内容が全く聞き取れなかった・・なんてことがないように、音楽専門用語や、レッスンで使う独特のフランス語はしっかりとおさえましょう!
おすすめのフランス語レッスン|音楽レッスンに必要なフランス語
音楽専門フランス語レッスン(担当アドバイザー:袴田美帆)
私たちと一緒にフランス音楽留学の準備をしましょう!
私自身、大学生の時にフランス語力ゼロから勉強を始めました。
留学時にはB1レベルを取得していたものの、現地の人が話すフランス語はとにかく早くて難しい!とびっくりしたのを覚えています。
ただ、日本でしっかりと文法を勉強していったので、留学生活で無駄な時間を使わずに早く上達することが出来ましたよ!
皆さんも、より充実した留学生活を送るために私たちと一緒にフランス語を勉強しませんか?
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