フランス音楽留学を目指す皆さんにとって、音楽院の入試は留学生活を決める大切な1日。
でも、どんなに万全の準備をしていても、予期せぬトラブルが突然起こるのがフランスです。
今回は、実際の受験サポートでよく耳にする受験トラブル5つと、その対策をご紹介します。
これから渡仏予定の方は、ぜひ参考にしてみてください!
1. 電車が来ない!?ストライキ・遅延で試験に間に合わない

フランスといえば、SNCF(フランス国鉄)やRATP(パリ・パリ近郊の地下鉄やバス)のストライキが日常茶飯事。
さらに、地方の電車は突然のキャンセルや乗り換え変更も多く、予定通りにたどり着けないことも多くあります。
実際に公共交通機関のトラブルに遭遇しても慌てないために、以下のことを気をつけておきましょう!
- 可能であれば音楽院の近くに宿泊する
- 常に余裕を持ったスケジュールを立てる
- ストライキや工事の情報はSNCFやRATPの公式サイトでこまめにチェックする
- UberやBlaBlaCarなどの代替交通手段も視野に入れておく(事前にアプリをダウンロードしておくといざという時でも焦りません)
2. 楽譜の原本を忘れた…コピーだけじゃNG?!

フランスの試験では原本の楽譜を持参することが必須な場合が多く、コピーだけでは失格扱いになることもあります。
フランスは楽譜の著作権に関する認識が厳しいので、渡仏する前に以下のことに気をつけて準備しましょう!
- 必要な楽譜を事前にリストアップし、原本とコピーを分けて準備する
- ロストバゲージ対策のため、可能であれば楽譜は手荷物に入れておく
- 特に伴奏譜・審査員用譜面は部数を入念に確認する
3. 音楽院についたけど、受験会場がわからない!

国立高等音楽院や大きな地方音楽院では、音楽院の校舎が複数でわかりにくいこともあります。
いざ音楽院についても、試験会場がどこかわからず困ってしまう学生さんも多いです。
日本の学校とは建物のつくりも違うので、会場に到着するまで不安になりますよね。
ですが、余裕を持った行動をしていれば必ず会場は見つかりますので、しっかりと対策して臨みましょう!
- Convocation(受験票)が届いたら、部屋の名前・集合時間を確認する
- 前日までに、会場を下見しておく(基本的に、受験生は音楽院で練習することができるので校舎の中に入ることができます)
- 受付の人にフランス語で尋ねられるよう、基本フレーズを準備しておく
4. 音楽院の伴奏者と連絡が取れない!伴奏者とのコミュニケーション
声楽や器楽で伴奏者が必要な場合、伴奏者との連絡がしっかりと取れていないと、トラブルの原因になります。
通常、伴奏者は生徒からの連絡を待っているので、情報を受け取り次第早めの対策が必要です!
- リハーサルが設定されている場合は早めに連絡する
- 楽譜はPDFなどで早めに共有する
- コミュニケーションが難しい場合は、無理をせずに通訳を頼む
5. 音楽院受験の前にフランスで体調不良!

慣れないフランスの気候・水・食事、そして旅の疲れや緊張で、直前に体調を崩してしまう方も少なくありません。
快適でゆったりした生活をするのは難しいかもしれませんが、体調管理にはより一層気をつけて、本番の試験に臨めるようにしましょう!
- 渡仏後すぐは身体を休められるようなスケジュールを立てるる
- フリーズドライの味噌汁や和食を持参する
- 常備薬を持参する
- いざとなった時にフランスの薬局にも行けるよう、フランス語で症状を伝える準備もしておく
まとめ:トラブルは準備と心構えで乗り越えられる!

どんなに優れた演奏力を持っていても、本番で100%の力を発揮するには、急なトラブルに負けない力も不可欠です。
フランスには、日本とは異なる「常識」がたくさんあります。
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