フランスで音楽院の入試を受けるとき、誰もが抱えるのが「宿泊先はどうする?」という不安です。
異国の地で、慣れない環境の中で受験に挑むのは、精神的にも体力的にも大きなチャレンジ。
だからこそ 「滞在先をどこにするか」 が、入試のコンディションを大きく左右します。
今回は、実際に音楽院入試でフランスに滞在した体験をもとに、宿泊先選びで失敗しないための2つのポイントをまとめました。
余計な不安を減らし、音楽に集中できる環境を整えて試験に臨みましょう!
①音楽院から近い場所を選ぶのが最優先!

滞在先探しで一番大切なのは、入試会場(音楽院)からの距離です。
可能であれば徒歩圏内、または公共交通機関を利用して 15分以内、どんなに遠くても 30分以内で到着できる宿泊先を選びましょう。
その理由は、フランスの公共交通機関は ストライキや工事で急に止まることがあるからです。
ただでさえ緊張する入試当日、電車やバスのトラブルで遅刻の不安を抱えるのは避けたいところ。
治安についても気になる方は多いですが、基本的に夜遅くに1人で出歩かない限り、大きな問題はありません。
「移動の安心感」があるだけで、受験当日も余裕を持って臨めますよ!
もし治安の心配がある方は、私たちに直接ご相談くださいね。
経験豊富なスタッフが、一人ひとりに合った形でサポートいたします!
②フランスの宿泊先で練習できるかを確認する

受験生にとって「練習できるかどうか」は大きなポイントです。
しかし、フランスには日本のような「防音完備の音楽用物件」はほとんどありません。
そのため、宿泊先で音が出せるかは ホテルや大家さんに直接聞いてみるしかない のが現状です。
もし練習不可でも、まずは「距離」を優先しましょう。
フランスで音出し不可でも大丈夫。音楽院の練習室を活用しよう!
「近い宿を見つけたけれど、音は出せない…」そんな場合も安心してください。
ほとんどの音楽院では、日曜日を除いて受験生も校内の練習室を利用可能 です。
国立高等音楽院(CNSMD)では、ほぼ毎日利用可能で、受験証を提示すれば無料で練習できる場合がほとんど。
むしろ現地のピアノや練習室に慣れることは、入試に向けて大きなプラスになります!
まとめ|余計な不安をなくして受験に集中しよう
- 距離が最優先:徒歩圏内、もしくは公共交通で30分以内
- 練習は音楽院を活用:宿泊先で音が出せなくても心配なし
フランス音楽院の入試は、それ自体が大きな挑戦。
だからこそ、滞在先の条件をしっかり押さえておくことで、安心して本番に集中できます。
「宿泊先選び」は、受験準備の大切な一歩です。
ベストコンディションで試験に臨み、フランスでの第一歩を踏み出してください!