フランス留学生活は、日本ではできない貴重な経験がたくさん待っている一方で、思わぬトラブルに直面することもよくあります。
体調不良や公共交通機関のストライキ、住まいのトラブル、さらには盗難に遭ってしまうことも…
この記事では、フランス留学中にありがちなトラブルと、困ったときの対処法について詳しくご紹介します。
万が一の事態に備えて、しっかりと知識を身につけておきましょう!
フランスで体調を崩したら?お医者さんの探し方
旅行保険付帯のクレジットカードを持っている場合
留学したばかりで、クレジットカード付帯の旅行保険が機能している場合は、日系の病院に無料でかかることができます。
病院の予約を代行してもらえたり、診察料や治療費はもちろん、交通費(タクシー代など)も負担してもらえることが多いので、期間や条件を確認してみてください!
現地の健康保険を利用する場合
フランスでは、健康保険(Sécurité Sociale)への加入が義務なので、留学生も全員保険番号が与えられます。
大体の医療費が2割負担で済むので、日本の海外保険に入らなくても大体はカバーできます。
お医者さん探しはこのサイト!
フランスでは、日本のように小さなクリニックが街に点在しているわけではなく、病院は大規模な施設に限られています。
そんな中、基本的な診察はアパートの一角にある医師の事務所(cabinet médical)に行くのが一般的です。
そして、フランスの医師の診察は予約が必須。
急に行って診てもらうのは難しいため、あらかじめ予約を取るのが原則です。
そこで便利なのが、フランスでよく使われているDoctolibという予約サービス。
Doctolibでは、当日診察を受けられる医師や、自宅の近くにある医師を簡単に検索でき、オンラインで予約が完了します。
さらに、対面での診察だけでなく、ビデオ通話で診察を受け、処方箋を出してもらえることもあります。
万が一のために、早めにダウンロードしておきましょう!
Doctolib https://www.doctolib.fr/
フランスならではの「かかりつけ医」制度
フランスでの医療システムは、日本と少し違っていて、自分の「かかりつけ医(médecin traitant)」の登録が必要です。
かかりつけ医(総合内科)の登録は、フランスでの診察をスムーズに進めるために大切なので、覚えておきましょう。
なぜ必要かというかというと、かかりつけ医を通さずに専門医(内科以外)を受診すると、受診料が非常に高額になってしまうからです。
まずかかりつけ医が初診を行って処方箋を出し、必要に応じて専門医や検査機関への紹介状を書く、という流れがフランスの基本。
血液検査やレントゲン、超音波検査を受ける場合も、検査機関の予約を取らなければいけないので、なかなか予約が取れない医師だと、診察から治療を始めるまでに、何週間・何ヶ月かかってしまうこともあります。
なので、少しでも体に異変を感じたらすぐに対処できるようにしておきましょう!
※ゼネラリストによっては「ゼネラリスト(婦人科専攻)」など、専門分野を記載している医師もいます。
大体の原因が分かっている場合は、これらの医師を探して行くのが、料金的にも日程的にも一番近道です。
公共交通機関がストライキ!?フランスでの移動手段
フランス生活で厄介なのが、なんといっても公共交通機関のストライキ。
1年に数回は必ず起こるストライキは、フランス留学生活で避けては通れません。
ストライキは必ず事前に予告されるとはいえ、慣れていないと本当にストレスになるので、しっかりと今から心構えをしておりましょう!
ストライキで地下鉄や電車が止まったときの交通手段
地下鉄や電車が止まってしまったときの主な交通手段としては、徒歩、自転車、キックボード、そしてバス。
ストライキ中は徒歩が一番確実なので、40分〜1時間くらいなら歩いてしまう人が多いです。
バスはタイミングが合えばいいですが、とにかく混む上に、運行本数も少ないことがほとんど。
事前にタイミングを確認しても、その通りに来なかったりもするので厄介ですよね。
そんな中で便利なのが、自転車やキックボード。安全に注意しながらうまく活用できればいいですね!
また、ストライキの期間中はタクシーはなかなか空きがない上に、Uberなどの配車サービスは料金が何倍にも跳ね上がるので、要注意です。
遠出の予定があるときは要注意!事前のルート確認を
頑張れば歩ける距離ならまだしも、遠征の予定にストライキが重なってしまうと本当に大変です。
ストライキ中にTGV (高速鉄道) を使って移動する予定がある場合は、事前にルートをしっかり確認し、移動手段を確保するか、予定の変更をしておきましょう。
学校はストライキ中でも開いている!
ストライキ中でも学校は開いていることがほとんどなので、事前にルートを確認して行かなければいけません。
そんなこともあるので、なるべく学校から近い場所にアパートを借りるのがおすすめです!
スリに遭ってしまった!
フランスの大都市では、観光客や留学生を狙ったスリがとにかく多いです。
常に気をつけて被害に遭わないのが一番ですが、もしスリに大切なものを盗まれてしまった場合は、パニックにならず以下の手順で冷静に行動しましょう。
まずは身の安全を確保!
被害に気づいたら、決して犯人を追いかけたりせず、まずは自分の安全を第一に考えてください。
近くの警察署に被害届を提出する
スリ被害に遭った際は、最寄りの警察署(Commissariat)で「被害届(Déclaration de vol)」を2日以内に提出します。
盗まれたものが戻ってくることはまずありませんが、届出を行ったことを証明する書類が発行されます。
この書類は、パスポートや滞在許可証の再発行、保険請求の際に必要になるので、必ず提出しましょう。
クレジットカードや携帯電話を停止する
もしクレジットカードや携帯電話が盗まれてしまったら、すぐにカード会社や携帯会社に連絡して、利用停止の手続きを行いましょう。
日本大使館や県庁での手続き
パスポートや滞在許可証など重要な書類が盗まれた場合は、日本大使館や県庁(オンライン)での手続きが必要です。
被害届が受理された時点で、パスポートや滞在許可証は無効となってしまうので、こちらもすぐに行いましょう!
保険会社に連絡
旅行保険や留学保険に加入している場合は、保険会社に連絡を入れ、被害の詳細を報告します。
保険金の請求には被害届証明が必要となるため、警察での手続きが完了次第、速やかに提出しましょう。
Music Discoveryはフランス留学中の不安やトラブルもサポート!
フランス留学中でも何か困ったことがあれば、Music Discoveryのサポートをぜひご活用ください。
体調不良やストライキ、住宅トラブルや盗難など、現地でのさまざまな悩みを日本語で気軽に相談していただけますよ!
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